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其レハ何也カ 「宝箱」

Posted by 葉丸李音 on 01.2010 其レハ何也カ 2 comments 0 trackback
宝箱を台座に括り付け、刃を腹部に宛がう。
其れは何かを喚くが猿轡を介しているが為に、何を言っているか分からない。
呻く声が何とも気持ち悪い。
刃を腹に突き刺し、”の”の字を描く。
その軌跡からは、赤色の花弁をが芽吹き、食むて往く。

喚く。
呻く。
喚く。喚く。
呻く。呻く。

何をそんなに喚くのか。
何をそんなに呻くのか。

気にせずに手を動かす。
綺麗な花が咲く。

部屋中に音波が反響して、私の体を蝕む。
花はその白い肢体を食むて往く。

甲高く怪魂(けたたまし)い音が耳に響くのが、癪に、癇に、響く。
その甲高い音を無視して、肢体の手に手を掛ける。

紅く煌びやかに輝る宝石。
一つ、一つ、選定を繰り返す。
大事なものだから。大切なものだから。

私の手が刳り拡げられた宝箱に触れる度に四肢が暴れる。
特にその末端。

ピクピクと。

綺麗な手をしていた。
綺麗な爪をしていた。

爪の間に刃を入れ込み、自らの手で持ち上がった爪を引っ張る。
パキンと小気味の良い音を鳴らしてその美しく艶かしい爪が外れる。
それをその綺麗な手に丁寧に。
丁寧に丁寧に丁寧に美しく見えるように刺して往く。

甲高く怪魂い音が耳を劈(つんざ)く。
何処から聞こえて来るのか解せず、恨めしい。

其れは一層強く喚く。呻く。
何をそんなに喚くのか。
何をそんなに呻くのか。

其れの双眸が私の相貌(そうぼう)を伺ってくる。
背筋に狂惜しい焔が奔る。

髪を掴み、相貌を覗く双眸を狂わせる。
刃を逆手に持ち、双眸が相貌を見れないよう、丁寧に、丁寧に穿つ。
穿ちて、穿ちて、双眸は形を虚(な)くして往く。

焔は軈(やが)て収まり、私も平静を取り戻す。
しかし、気に障る甲高い音は止まない。
止まない。
その音は何処から遣って来るのか。

宝箱
唯々、甲高く怪魂い音が響いていた。
其の音だけが、響いていた。

<嗚呼、此レハ何也ヤ>

==================================================================
新年早々こんなので御免なさい。
激昂してしまって、気持ちがどうしようもなくなったので文章を書き、
冷静になってから一部をぼかして無理矢理「何也カ」にしました。
間に激昂の原因が解決したので、話としては中途半端です。

ちょっと分かり辛いと思うので、問いの補足説明。
「何也」の対象は、
・宝箱
・”私”
・劈く音
以上の3つ。
劈く音が分かれば御の字。
上2つが分かったのなら、ちょっと言っては悪いけど気持ち悪いです。
自分でも気持ち悪いのに。

■執筆BGM
パラジクロロベンゼン by えあろげる氏

▶ Comment

……宝箱→iPod
みたいな発想しかできんかった(´・ω・)
もうちと考えてみるー。
2010.01.01 09:31 | URL | ニツキ #- [edit]
結構そのまんまだよ。
比喩はその3つだけ。
それを踏まえた上で、「劈く音」だけ考えれば良い
2010.01.01 12:37 | URL | 葉丸李音 #voCteCnQ [edit]

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